2022年10月から火災保険が大幅に値上がり、補償の内容も改悪となります。
「どれくらい値上がりになるの?」「何を見直した方がいいの?」
こういったことが気になるあなたに向けて、10月から変更になる内容をまとめてみました。
今、火災保険を契約しているあなたも、10月前に契約変更することでお得になる可能性があります。
何が変わるのか一緒にみていこう!
- 火災保険の見直しを検討中の方
- 家庭の固定費を少しでも抑えたい方
- 火災保険について勉強したい方
火災保険が値上がり・改定する理由
今回の火災保険料の値上がり・改定は4年間で3度目となりますが、なぜ頻繁に値上がりするのか説明していきます。
自然災害リスクの増加
ひょうや水害による被害、頻発する自然災害の増加により、火災保険を使う頻度が増えています。
このままでは保険料と火災保険による補償の金額が合わないため、10月からの値上がりが決定しました。
以下の表は、近年の風水害等による支払保険金の調査結果です。
年度 | 支払い保険金(火災保険) |
---|---|
2017 | 1615億円 |
2018 | 1兆3578億円 |
2019 | 9149億円 |
2020 | 2195億円 |
2019年10月にも、前年までに発生した大規模な自然災害の影響をふまえて平均4.9%の値上げが行われました。
22年10月の値上げは直近4年間で3度目ですが、値上げ率は過去最大となります。
築年数の古い家屋の増加
築年数の古い家屋は、自然災害の影響で火災・水漏れリスクや地震による倒壊のリスクが高いです。
築年数の古い家屋が増えており、今後もそれは増加し続けていきます。
そのため、リスクの増加を織り込むために保険料の値上げが必要となっています。
火災保険 10月から変わる内容
10月から変わる内容は大きく以下の3つです。
火災保険料が改定
19年10月は平均4.9%の値上げでしたが、22年10月は全国平均10.9%の引き上げが発表されています。
これは損害保険会社各社でつくる損害保険料率算出機構が発表している参考純率というものであり、過去最大の引き上げです。
この参考純率をもとに、各保険会社が火災保険の保険料を決定していきます。
保険会社によってどれだけ値上げするかはまだ決まっていませんが、22年10月から各社の保険料が値上げされる見通しです。
割安な10年契約が廃止
現在、契約期間は最長で10年を選択することができます。
火災保険は長期契約による割引があるので、10年契約にすると割引率が大きくなります。
しかし22年10月からは10年契約ができなくなり、最長5年の契約しか結べなくなります。
これも今後の自然災害のリスクにより、どれくらい火災保険がつかわれるか分からないためです。
改定前に契約した火災保険は、契約期間が終了するまではその内容のまま補償が継続されます。
5年契約と10年契約では5年契約の方が契約期間が短いので、火災保険の改定の影響を受けやすくなります。
火災保険が値下がりになったり、補償内容が充実される場合は5年契約で頻繁に契約する方がお得です。
しかし、今後も自然災害がどうなるのか、また古い家屋が増加していくことを考えると、火災保険の値下げはほぼないといえるので10年契約の方がお得といえます。
免責金額が高くなる
家具や家電などの破損や汚れを補償するときにかかる自己負担額が、最低5万円からに変更となります。
現在は自己負担額が0から1万円で選ぶことができるので、負担額はかなり低いです。
例えば、火災保険の破損・汚損を契約している場合、「子供が壁に落書きをした」「掃除機があたってテレビが割れた」といったときも補償が適応されます。
このときに免責金額0円で契約していると、修理にかかる自己負担額は0円です。
10月からの改定では免責金額が最低5万円からに変更となるため、自己負担の金額がかなり高くなってしまいます。
5万円以下の修理代金の場合は、保険をつかうことができません。
火災保険の破損・汚損は「皿を誤って割ってしまった」「子供が水をこぼしてパソコンが壊れた」ということにも対応可能です。
特に子育て家庭では使う頻度がいちばん高い補償なので、免責金額はなるべく低くしておく方がお得になります。
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保険料を抑えるためにやるべきおススメ3選
22年10月からの値上げ・改悪に備えて、あなたが今できることを説明していきます。
新たに10年契約を結びなおす
22年10月以前に契約した火災保険は、契約期間が終了するまではその内容のまま補償が継続されます。
そのため、火災保険がもうすぐ契約更新の方、見直しをしようかと考えていた方は、10月以前に契約する方がお得になる可能性が高いです。
わたしは火災保険を契約してまだ4年目で、残りの契約期間は6年もありました。
しかし、FPさんに相談した結果、契約しなおした方がお得なことが分かったため、解約金をもらって新たに契約しなおしました。
解約金は低かったですが、今後の値上がりを考えると契約しなおして良かったです。
家財補償の免責金額を低くする
22年10月以降は免責金額が最低5万円となります。
10月以前の契約では0から1万円の中で選ぶことができるので、なるべく低い価格を設定しておくと安心です。
ただ、免責金額「0円」と「1万円」では保険金額が変わってくるので、そこは見積もりをとって契約していきましょう。
特に子どもが小さいうちは、落書きであったり思いがけないいたずらで「破損・汚損」の家財保険を使う機会が多いです。
わが子はいたずらが多いな、やんちゃだなと思う方は、免責金額を低くしておくと安心できます。
補償内容の見直しをする
補償内容が多ければ多いほど、保険金額も高くなります。
住んでみると、この保障はいらないな、これは必要だなということがどんどん分かってくるはずです。
今一度、本当に必要な補償についてしっかり考えてみて、いくらまでの自己負担なら支払えるのかなど検討してみましょう。
火災保険の見直しはお早めに
22年10月からの火災保険の値上がり・改悪について説明しました。
以前も、改定前には保険の見直しをしたい人が多く、FPさんとの無料相談は希望の日時がとれず混みあうことがありました。
保険は大きな買い物です。
しっかり内容を確認して契約するためにも、早めにFPさんに相談して見直しを実施しましょう!
わたしは今までに3社のFPさんに相談経験があり、その中でも1番良かった会社がこちらです。
今なら無料相談実施でプレゼントももらえるので、ぜひお得に保険の見直しをしてみてください。
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